カイロプラクターとして人生を変えた出会い|師匠との出会い

私とカイロプラクティックの出会い

学校の授業も残り半年となり、相変わらず先の見えない悶々とした日々を過ごしていていました。

その時、アメリカでカイロプラクティックのドクターの資格を取った先生が帰国し、臨時で授業をうけもってくれました。そして授業終わりの自主トレ中に、

『開業したら勉強会やるけど来る?』

と先生が声をかけてくれました。

もちろん『参加します』と即答しました。

本物のカイロプラクティックを伝えたいという先生の思いと、私たちの学びたい気持ちが合致し、すぐにプライベートスがスタートしました。しかし、学校の規則では先生が学校以外の場所でカイロプラクティックを教えることは禁止されていました。

もしそれがばれてしまったら、先生は講師をクビになるかもしれないし、私たちは停学、最悪の場合は退学になるかもしれません。

そのため、プライベートクラスに関しては絶対に口外してはならないというルールが決められました。その勉強会は、ブラッドピットが主演した映画、秘密の決闘クラブになぞらえ、『ファイトクラブ』と名付けられました。

勉強会は毎週末18時から3時間。そこには学校では学んでこなかった真のカイロプラクティックがありました。

カイロプラクティック=テクニックではない|真のカイロプラクティックに本当に大切なものとは?

ファイトクラブでは筋トレに始まり、カイロプラクティックの基礎となる『哲学・科学・芸術』を学びました。

勉強会は哲学を学ぶことに多くの時間が割かれました。当時はテクニックを学びに来たのに、なんで哲学なんかやるのと思っていましたが(笑)。

師匠曰わく「哲学のないカイロプラクティックは、本当のカイロプラクティックではない」とのことでした。

『哲学』のパートでは、自然の法則に基づく原理原則を学びました。「カイロプラクティックとは?」「イネイトインテリジェンス(生命力)とは」「カイロプラクティックと量子物理学」「治癒のステップ」「物質の限界」などなど。

カイロプラクティックの哲学を学べば学ぶほど、師匠の言っている意味が分かっていきました。

カイロプラクティック哲学を一つご紹介

「私たち身体を創り出したそ力が、身体働きを維持し、治癒させる」
ことをカイロプラクティックでは『イネイトインテリジェンス』と呼ぶですが、初めて聞いたとき、ほとんど理解することができませんでした。
師匠は「私たちカイロプラクターは治療はしません。クライアント身体に元々備わっている治癒力をしっかり引き出すことができれば、身体は自ら力で治癒していく」言っていました。
治癒力がうまく働かなくなっている『原因』を正すために私たちカイロプラクターがいるです。
「治す治してらう」関係ではないわけです。
カイロプラクターは身体治癒力を最大限に引き出すために、『アジャストメント』という技術を使い、神経流れを阻害している箇所をみつけ、正していくです。
神経系働きがよくなることで、身体には様々な良い変化がおこり、クライアントは自ら治る力を信じることができるようになります
カイロプラクティック哲学を知ることで、私たち一人一人が持っている身体を創り出した力・維持する力・治る力を意識するようになったです。

カイロプラクティックの本場アメリカのドクターの半分以上がカイロプラクティックをやめてしまう現状があるそうです。

経営難のため、カイロプラクティックをやめてしまう先生もいるのかもしれませんが、本場アメリカの授業でさえ、年々哲学の勉強に重きをおかないようになってきているのも原因ではないかと言われています。それほどカイロプラクティック哲学を学ぶことは重要なことなのです。

私もカイロプラクティック哲学を学んでいなかったら、開業後も続けてこれなかったと思います。

そもそも、この勉強会に参加していなかったら、公務員をやめてカイロプラクティックの道に進んでいなかったと思います。

これからカイロプラクティックの道に進もうと思っている人には、しっかり哲学を学んでほしいと思っています。

学んだ内容|カイロプラクティックの科学について

『科学』は主に神経学や解剖学を学びました。
自分のやる気しだいで学べることが多いため、この勉強会では多くの時間を割くことはありませんでした。

しかし、実際の施術を通して感じることは、「なぜ良くなるのか」「どこを施術するのか」「身体の部位のつながり」など。

客観的かつ中立的な視点で考えられるようになることがとても大切だと実感するようになりました。

2015年、ハワイ大学の解剖実習に参加したのも、身体の内側を科学的かつ解剖学的な観点からカイロプラクティックを理解したいという思いからでした。

『芸術』とカイロプラクティック

芸術とカイロプラクティックはまったく関係ないように思われる方もいるかもしれません。

しかし、骨をどの方向に、どれくらいの力で調整するのか。
その一回の施術が神経をとおして身体に変化をもたらしていくカイロプラクティックは芸術にたとえられます。

芸術というからには、一朝一夕に身に付けられるものではないけれど、もし本当に身に付けることができたならば、私の求めていた、人に感謝される仕事につけるかもしれないと希望をもつことができたのもこの勉強会に参加できたからです。

『カイロプラクティックは世界最高のヒーリングアートだよ』と先生は常々言っていました。

当時はアートという実感はありませんでしたが、師匠の施術を受けたり見たりしているうちに、カイロプラクティックは芸術なんだと思えるようになっていきました。

施術を受ける時は、毎回検査を受けるですが、身体状態を瞬時に把握し、身体状態に必要な施術部位を決めていきます。そこに適切な力加減で調整していく。
マニュアル通りにいかない経験から導き出される判断力や集中力を手を通して感じることができたです。まさにアートというにふさわしい手技だと実感することができたです。

そして、勉強会の最後には、先生からのアジャストメントを受けられる特典までついていたのです。

学校の授業では講師の先生からも施術を受けることができなかったので、勉強会で初めてカイロプラクティック受けたことになります。

この勉強会でカイロプラクティックを感じ、じっくり学び続ければ何かが変わる。直観的ではあったけれど、確信めいたものも感じることができました。

失いかけていた希望を取り戻しつつあったものの、体調は相変わらず芳しくありませんでした。

勉強会以外でもカイロをしっかり受け、まずは自分の体調を整えなければと思い、先生の院に通ってみることにしました。

先生はとてもオープンな人で、施術を受けに行くと自分の前後の方の施術を見学させてくれたり、カイロの話しをしてくれました。

その頃はカイロプラクティックは痛みがある人が受けるものと思っていたのですが、赤ちゃんや子供、妊婦さんまでも施術を受けているのです。

カイロプラクティックはその人がもってうまれた能力を最大限に引き出す施術なので、症状のあるなしは関係ありません。まさにカイロプラクティックはアート。カイロの無限の可能性をみせてもらいました。

自分の体との対話

肝心の自分の体調はというと、さすがにアトピー性皮膚炎がすぐに改善することはありませんでしたが、毎週3回の1ヶ月にわたる集中ケアだけで頭痛や腰痛などは、ほぼなくなりました。

ぐっすり眠れるようにもなり、過呼吸などの症状も出なくなりました。

疲れにくさや、かつてないほどの食欲も出てきました。ご飯が美味しいってことを忘れていたほど体調がよくなかったんですね。

自分自身でカイロプラクティックの効果を感じられたことは大きな財産で、開業してカイロプラクティックで本当に良くなるのかと疑心暗鬼になっている、クライアントと向き合ったときの自信にもなりました。

今となっては、あの時の体調不良は、私が一人前のカイロプラクターになるための大きな学びだったと感謝することができます。

まだ自分では何も手にしたわけではありませんでしたが、卒業間近の運命の出会いによって、人生が大きく動き出しました。

運命の出会いにより、卒業後の希望をもつことはできました。

しかし、良いことがあると同時に新しい問題が発生します。

次回、私は乗り越えていかなければならない壁がたくさんあることも同時に思いしらされました

 

■これからみなさんとしていきたいことを記載いたしました。ぜひ読んでいただけたらと思います。

カイロプラクターとしてこれからしたいこと

■ぜひいちど施術を受けにきてください。

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■赤裸々に(笑)プロフィールを書きました!全5回

私とカイロプラクティックの出会い

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